今回は「定年間近の旦那様が浮気をしている」の浮気調査事例をご紹介します。
依頼主:奥様(A様52歳) 対象者:旦那様
調査場所:岐阜県神戸町
依頼内容
今回は、依頼主であるA様52歳に加えて、娘さんが付き添いで一緒に弊社事務所に来られました。
開口一番に娘様が話し始めました。「私の子が生まれる前に真実をはっきりさせてほしいんです。」
娘さんは現在妊娠4か月、最近母親から話を聞いて、母(依頼主)の旦那様が離婚を考えているであろう事を聞き、問題をはっきりさせる必要があると思ったそうです。しかし、母は感情的に行動をするので、探偵社に上手く依頼が出来るとは思えないため、子供が生まれる前に付き添い依頼に来たということでした。
依頼主であるA様の旦那様は、若いころから若い女性にモテる方で、奥様とたびたび口論になっていたそうですが、今まで離婚に至ることはありませんでした。
しかし、定年を前にして、先日旦那様が「離婚による年金分割講座」の講座を受講していた事が判明したそうです。
離婚を考えていなければ絶対に受講しない内容のものだったので、旦那様が離婚を視野に入れている事が判明したということでした。
現時点で明確に浮気の証拠があるわけではないようですが、奥様にも心当たりはいくつかあるそうで、資料をいくつかいただきました。ただ、旦那様にも数か月後には孫が出来るので、離婚にはならないような形で解決が出来るといいと願っているようでした。
調査内容
前述のとおり、かなり女性にモテる旦那様ですので、奥様も怪しいと考える女性の数が複数いらっしゃいました。
ですので、なかなか絞り込むことが出来ません。
また、高齢者の浮気調査の場合、若者のように毎日とか一日おき、1週間おきなど、短い期間での浮気相手との接触がないのが特徴です。そういったこともあり、調査は長期の期間旦那様の張り込みを続けることとなりました。
調査内容
調査開始しましたが、1か月間の調査で女性との接触を確認することはついにできませんでした。
しかし、旦那様が仕事に行くと言って出かけた際の行先が、証券会社であったり、公営ギャンブルだったことが判明しました。
また、後日自宅に送付された「有価証券売買報告書」の書類には、旦那様がかなりの持ち株を売却して現金を手に入れていた事が判明しました。このお金は自宅にはなく、奥様も一切聞かされていない事だったようです。
その後1週間後、ついに女性との接触が確認できました。
旦那様はいつもと違うルートを通り、マンションに入っていきました。
かなりの高級マンションで各戸に世帯主名が出ていました。
この世帯主名を奥様に確認すると、15年以上前に旦那様が会社で噂になった勤務先の女性の自宅だったことが判明しました。
その後は旦那様と女性それぞれの調査を開始。
女性のフルネーム、年齢が確認できました。女性は現在40代前半のようなので、旦那様のいる会社に新入社員で入ったころから不倫が継続していたことになりました。
なんと、女性のマンションには女性のご両親も同居しており、両親公認の交際をしているようでした。
また、旦那様が持ち株を売却した時期と、女性の新車の取得時期が重なり、旦那様が買い与えたであろうこともわかりました。
先日の調査で発覚した、旦那様が女性マンションに行った日は女性の誕生日でした。また、おそらく誕生日のプレゼントとして車を購入しているようでした。
年末の某日に、旦那様と女性がラブホテルに入るところを確認。
十分な証拠がいくつも集まったため、全ての調査を終了しました。
まとめ
調査報告書を提出すると奥様はショックを受けた様子は見られませんでしたが、既に高齢であり、孫も生まれるので離婚はしたくないとのことでした。
もし旦那様から離婚を言い出された場合、この報告書を使って謝罪させるつもりだと言います。
まずは、市町村役場にて、「離婚不受理届」をだし、旦那様が何をした場合も離婚の意思がないことを公的にしておくこととしたということでした。
浮気調査が終了し、現在も離婚はしていないようですが、浮気相手との付き合いも終了していないようでした。
娘さんからいさめられたらしく、浮気相手との接触は今までと比べるとかなり少なくなったようだと報告をいただきました。
浮気は浮気をされた側の家庭もそうですが、浮気相手の女性側にも悲しい思いをさせます。
20代前半に交際を始めて、既に40代になってしまった浮気相手の女性も不憫でした。