今回は、「旦那様がいきなり別居したいと出て行った」の浮気調査事例をご紹介します。
依頼者:奥様(M様52歳) 対象者:旦那様
調査場所:岐阜県笠松町
依頼内容
今回の依頼者はM様52歳、ご自身は専業主婦をされているそうです、旦那様は自営業を営んでいますが、会社もそれなりにうまくいっていることから、お金には困っていないのだそうです。
息子さんが2人いらっしゃいますが、どちらも既に成人しており、1人暮らしをしていたり、彼女と同棲していたりするので、これまでは自宅で旦那様と2人で暮らしていたのだそうです。
しかし、先月になり旦那様から突然、「別居したい」と言われ自宅を出ていかれてしまったのだといいます。
詳しく事情も聞けないまま別居されてしまって、どうすればいいのかわからないのだといいます。
実家に帰っているのではないかと思い、旦那様の実家のご両親に確認を取ったものの、知らないと言われてしまったそうです。
現在は子供も手が離れており、自宅もそれなりに広いことから、夫婦はそれぞれ必要以上の干渉はせずにお互い好きなことをしているはずなので、急に別居される理由を知りたいのだといいます。
また、現在旦那様がどこで何をしているのか調査をして事実を知りたのだといいます。
調査内容
奥様がいうには、旦那様はかなり警戒心が強く、普段から周りをよく気にするタイプなのだといいます。なので、いつも停まっていない車が見えたら旦那様にバレてしまうかもしれないので、警戒して調査してほしいそうです。
どうやら、今回の別居もかなり前から準備していた様子で、実家ではない場所に既に住む場所の確保ができているようだといいます。
今までの結婚生活では旦那様に浮ついた様子は見られず、浮気をされたことはないことから、これまで浮気を疑っていなかったそうですが、浮気されていた場合も離婚は視野に入れてないそうです。
今回の依頼の目的としては、
・旦那様が現在住んでいる場所を確認したい。
・浮気をしていた場合、浮気の証拠を掴みたい。
・浮気相手がどんな人物が知りたい。
・浮気相手とは別れさせたい。
の4点となります。
旦那様は建築関係の会社を営んでおり、昼間は事務所にいるか、現場に出ているかのどちらかだそうです。
どちらにせよ、1日に1度は事務所への出入りをするそうなので、事務所の張り込みを行い、旦那様を見つけ次第尾行調査に切り替え、自宅の割り出しを行うことで決まりました。
旦那様が普段移動に使っている車両を自家用車、仕事用の車のそれぞれを確認し、調査に備えました。
調査結果
旦那様が1日の間でいつ事務所に出入りするのかわからないので、朝から事務所付近での張り込み調査を開始しました。
奥様の意向から、事務所から少し離れた場所で待機して張り込みを行います。
朝9時ごろになると、旦那様が事務所に来るのを確認しました。
その後、車を乗り換えトラックで現場に向かいます。
夕方仕事が終わると再び事務所に帰ってきて、トラックを駐車場に止めて自家用車に乗り込み発進しました。
車で30分離れた場所にある一軒家に到着、敷地内に車を駐車し、家の中に入って行きました。
一軒家の敷地内には、旦那様の車とは別にファミリーカーもあり、旦那様が帰ってきて1時間後、旦那様と女性、更に中学生、高校生くらいの男女2人が出てきてファミリーカーに乗り込み、旦那様の車で外出、近くのファミレスに入っていき、普通の家族のように仲良く食事をとる姿が確認できました。
食事を終えると、一度コンビニに寄った後帰宅。
その日は24時ごろに自宅の電気が消灯するのを確認しました。
それ以降の調査でも、旦那様と浮気相手の女性、またその子供達も家族のように仲が良く、休日には全員で出かけていってショッピングモールに行って子供達の服を買ったり旦那様がいわば家族サービスのようなことを行なっているところを確認できました。
まとめ
調査報告書を奥様に提出しました。
調査前の相談で、旦那様の浮気にも覚悟ができていた奥様でしたが、自宅ではあり得ないほどの浮気相手の家族に対して「良いお父さん」をしている旦那様に怒りがこみ上げてきたそうでした。
おそらく、今回のようなケースでは、旦那様が離婚に向けて動いている可能性が高いと考えて良いでしょう。
まずは別居の事実を作ることで、「夫婦仲は破綻していた。」という理由をつけ、離婚を迫ってくるケースが多いです。
とはいえ、「夫婦関係の破綻」はちょっと別居しただけでは通らないので、今回のように別居後早い段階で不貞関係を証明することで要求を突っぱねることができます。l
奥様は調査結果をみて離婚を決意されましたので弊社提携弁護士を紹介し、離婚調停を行うことにしました。
結果、有利な条件での離婚が成立し、財産分与のほか、旦那様、浮気相手へ合計200万円の慰謝料請求が成立したとのことでした。