今回は、「旦那様と20歳年下の部下との関係が怪しい」の浮気調査事例をご紹介します。

依頼者:奥様（T様43歳）　対象者:旦那様

調査場所:岐阜県郡上市

依頼内容

今回依頼をいただいたのはT様43歳。

随分前から定期的に相談の連絡をいただいていたものの、調査にためらいがあり、今回ついに調査依頼の決意をされたようです。

現在、旦那様とは別居状態になってから1年が経過しているようです。

旦那様は別居と言っても実家に住んでいるため、別の場所にマンションを借りて女性と一緒に住んでいるというわけではないようです。

旦那様の通帳やカードも奥様が預かっており、給料も会社から全額振り込まれており、旦那様は実家暮らしなので数万円のお小遣いを渡しているだけの状況のようです。

一般的なパターンだと、夫婦が別居すると女性側が途端に生活に困ることが多いので、今回のケースはかなり珍しい例でした。

そのような事情から、調査会社で旦那様の浮気を調査することにためらいがあったそうです。

ちなみに、奥様は社内結婚をしています。（旦那様は当時の上司。）現在は奥様は会社を退社していますが、社内には奥様の友人が多数在籍しており、社内の奥様の友人から、「最近旦那様と部下の女性（奥様よりも20歳年下）が一緒に出勤、一緒に退社していく」と聞かされたので、奥様は会社に乗り込み、部下の女性を問い詰めると、「頭のおかしいおばさん、旦那様がかわいそう」などと罵倒され、しまいには「根拠もないいい加減なことを言うなら訴える」とまで言われてしまいました。

後日、奥様の友人が旦那様と部下の女性が業務時間後に食事に行っているのを目撃したと言い、その雰囲気が明らかに部下と上司のそれではなく、男女の関係を感じたといわれたということです。

先日、部下の女性に罵倒された事もあり、それならこっちも徹底的に調査をしてやろうということで、調査依頼の決心がついたということでした。

調査内容

今回の浮気調査は、調査員ではなくても社員の友人が感づくほど、堂々としたものでしたので、調査自体は容易なものでした。

旦那様と部下の女性は毎日一緒に出勤、一緒に退社、一緒に食事をしている事も目撃されていることから、旦那様の退勤時に張り込む事で十分に証拠の確保が可能だと判断しました。

奥様に準備してもらった情報は、旦那様の写真、旦那様の車とナンバーがわかるもの、旦那様の実家の住所、旦那様の勤務先住所などでした。

奥様は浮気の証拠を集めて有利な離婚が出来ればいいと考えているとのことでした。

調査結果

旦那様の勤務先の退勤時間前に張り込み調査を開始しました。

早速、当日から旦那様と部下の女性が一緒に退勤してきて、旦那様の車に乗り込みました。

旦那様は実家で暮らしている事から、一緒に生活しているなどという事はありませんでしたが、旦那様は部下の女性を毎回車で女性の住むマンションに送り迎えをしているようでした。

外食は毎回のように一緒に食べているようでした。部下の女性も実家に住んでいるようなので、自宅での出入りなどはなさそうでした。

また、週末は毎回ラブホテルに出入りしており、なんとラブホテルのスタンプラリーを行っているようで（チェーン店全ての店舗を制覇すると商品がもらえる）近隣の県まで遠征を行い各地のラブホテルを一緒にめぐっているようでした。旦那様へのお小遣いを計算すると、ほとんどのお金は浮気相手の女性へと回っているであろうことが容易に予想されます。

金曜日に仕事が終わると、そのまま車でラブホテルへ行き、月曜日にそのまま出勤していきます。

事前に3週間の調査を任されていましたが、不貞行為と判断できる証拠は10回ほど。

あまりにも十分すぎるほどの浮気の証拠が集まったので全ての調査を終了しました。

まとめ

奥様に調査報告書を提出すると、事前に有利な離婚のための証拠を集めたいということでしたが、「この写真を旦那の会社でばら撒いてもいいですか？」とかなり頭にきているようでした。

当然そのような行為はオススメできず、冷静に旦那様と女性から慰謝料を払っていただくことで解決させるためのサポートを行いました。

旦那様側も離婚の意思が強くあり、財産分与で金銭の多くと自宅が奥様のものに、慰謝料をそれぞれから200万円ずつ、当面の生活費の保証など、かなりいい条件での協議離婚が成立しました。

離婚成立後、奥様は現在付き合っている男性がいるようで、金銭的にも余裕のある状況になって、新しい幸せに一歩ずつ進んでいるようで私たちとしてもこれ以上の喜びはありません。